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2008-03-03
閉鎖的な村で育った主人公は、ある時を境に優遇されるようになった。
血を流したある時を境に……。
神が泊まる神事。
=ヒントは過去に。現在では真実を。=
=様々なテーマを盛り込んだ長編ミステリー小説=
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2007-09-09
「俺に対しては、再会の時から凄く抵抗してたな」
一郎は言いながら漸く腕を離し、私を解放した。
そう言われても、さしたる理由がない。
「これは冬季の考えであって、俺の考えでもあるんだが」
至極ゆっくりと息を吐き、私は頷いた。
「濃くも薄くも、神泊の血を持った者同士は、惹かれ合うんじゃねぇのかな。濃ければ濃い程、それが強い。この村に戻ってきたくなる理由と同じだな。意思とは関係なく、体が引き寄せられる」
「一寸(ちょっと)、待て」
こいつはまた突拍子もない事を言い出したと、私は眉間に指を当てた。
「性別も関係なしに惹かれ合う、などと。馬鹿な」
「さっきのラブ・シーンがいい例じゃねぇか。それとも、何か?お前、冬季に特別な気持ちでもあったのか?」
「否」
「だろ♪」
「だが、しかし……」
「駄菓子も案山子(かかし)もねぇっつーの。あれ、見ろ」
くい、と親指で示された。その先には、平面の端に背を向けて蹲んでいる彼の姿があった。
「冬季なんざそれに翻弄されて、あの通り。自己嫌悪中だ」
何を言っている、と、 様子を窺いに行こうとすると、止められた。
「お前には理解が程遠いだろうが、現象自体だけなら分るだろ。男なら」
さっ、と一郎の手が伸びてきて、掴んで止めた。だけでなく、横っ面に拳を見舞ってやった。二度目だ。体が反射神経で勝手に動いた。
痛てて、と。大して効いてないどころか反撃のつもりもなさそうな一郎の様子を見て、漸く頭が回り始める。
え……、まさか……。
「さすが、みっちゃん。冬季にはあれで十分、刺激があったんだろう。」
やはり訊いてない様子で一郎が言った。
何をっ、と食ってかかったが、冬季の自問しているような様子を見てしまっては、反論しても説得力がない。
「平気……なのか?一郎は」
「いいの?」
「良くない」
一郎はがっくりと頭を垂れたが、顔を上げた時にはふざけた態度が消えていた。
「冬季には何故か自制が利かなかった……と。場所に問題があるんじゃねぇかと始めは思ったんだが、そうじゃないらしいな。場が違っても変わりはないと、始める前に応えたよ」
私も似たようなものだと、思い当り、思考を冬季から切り替えた。
「さっきの事は俺が提案した事で、冬季は納得済みだった。傍に俺が居るって分っていながらも、お前を腕にした途端、それがふっ飛んだ。どれ程妙な事か分るか?」
私とて、鳥肌が立ってもおかしくないくらいだろう時に、全く嫌悪感を抱かず、抵抗もしなかった。どれ程妙な事か、己が一番疑問を抱いている。
「気持を置き去りにして体が引き寄せられてしまう」
「う……ん」
「覚えがあるだろう」
「喜右ヱ門の時も……か」
「神事の時も、だ」
ぎょっとした私に構わず、一郎は続けた。
「幾ら不敬は禁物ったって、なすがままだったのは、それだけじゃあ、ねぇだろう。神泊の血同士は惹かれ合うが、神泊りした人間には、只単に同じ血筋相手だという以上に抵抗出来ないんじゃねぇかな。しかも、だ。いつも以上に、体が敏感に反応する。そうじゃねぇか?」
よもや今更違うとは言えない。黙って俯いた。
「そうかも、な」
「だろ」
「だが、私が神泊の血を引いている者だとは未だ、決まっていない」
「いい加減にしろよ。冬季が言ってたじゃねぇか。月森の姓は、タブーを犯した時の受け皿だってよ」
「決め手ではない」
「ああ、そうだったな。もう一つあったな。決め手にかける事実が。桃花ちゃんにお前はそっくりだ。神泊の血は他の血を負かすって、エモンが言ったのを覚えてるか?受け継いでるんだよ。お前は、濃い血を。蛇神だって、泊まったんじゃねぇか?」
「そう決め付けるなっ。この場所に来た理由は、それかっ?」
「そうだ。お前には引き摺られて欲しくない」
「お前の思い通りになると思うな!」
「光希?」
「もし、惹かれあう性質があるとしても」
「おい」
「どうなろうと一郎には、一切、関係ないっ」
「関係なく、ないだろうが」
体ごと引っ張られる強さで、右手首が掴み上げられた。
ぐ、と拳に力を入れた時、掴まれた掌の中にある小さな金属を思い出した。
「必死になって探してたな」
後生大事にずっと握ったままだったのか!
驚きで力を緩めた掌が、温かい手で広げられた。
「何処に俺が帰ったと思ったんだ?」
笑っているのだろう。顔を近づけながら一郎はピアスを拾い上げた。
何処に、などと。
彼が帰ると言えば、今は宿泊所に決まっている。
それでも……。
「宿泊所ではない、村の外に、か?」
きっと彼には分らない。
どれ程彼に依存してしまっているか。存在が大きいか。
過去を忘れてしまっていたのは、そうしなければこの村に順応出来なかったのと、彼の存在がそれだけ大きかったからだ。そして、再び失う不安が私を悩ませる。
「可愛いな。光希は」
再び私の拳が閃いた。
「何処にでも帰れっ」
言い捨てて私は、平らな雪面の出口に向った。
「おいっ。待て!待てって!」
追ってくる気配が背後にあった。
「話はまだ終わってねぇっ」
振り返りもせず足を横にして斜面を滑った。
止まらずに進むと、暗い社務所が視界に見えてきた。
一郎は言いながら漸く腕を離し、私を解放した。
そう言われても、さしたる理由がない。
「これは冬季の考えであって、俺の考えでもあるんだが」
至極ゆっくりと息を吐き、私は頷いた。
「濃くも薄くも、神泊の血を持った者同士は、惹かれ合うんじゃねぇのかな。濃ければ濃い程、それが強い。この村に戻ってきたくなる理由と同じだな。意思とは関係なく、体が引き寄せられる」
「一寸(ちょっと)、待て」
こいつはまた突拍子もない事を言い出したと、私は眉間に指を当てた。
「性別も関係なしに惹かれ合う、などと。馬鹿な」
「さっきのラブ・シーンがいい例じゃねぇか。それとも、何か?お前、冬季に特別な気持ちでもあったのか?」
「否」
「だろ♪」
「だが、しかし……」
「駄菓子も案山子(かかし)もねぇっつーの。あれ、見ろ」
くい、と親指で示された。その先には、平面の端に背を向けて蹲んでいる彼の姿があった。
「冬季なんざそれに翻弄されて、あの通り。自己嫌悪中だ」
何を言っている、と、 様子を窺いに行こうとすると、止められた。
「お前には理解が程遠いだろうが、現象自体だけなら分るだろ。男なら」
さっ、と一郎の手が伸びてきて、掴んで止めた。だけでなく、横っ面に拳を見舞ってやった。二度目だ。体が反射神経で勝手に動いた。
痛てて、と。大して効いてないどころか反撃のつもりもなさそうな一郎の様子を見て、漸く頭が回り始める。
え……、まさか……。
「さすが、みっちゃん。冬季にはあれで十分、刺激があったんだろう。」
やはり訊いてない様子で一郎が言った。
何をっ、と食ってかかったが、冬季の自問しているような様子を見てしまっては、反論しても説得力がない。
「平気……なのか?一郎は」
「いいの?」
「良くない」
一郎はがっくりと頭を垂れたが、顔を上げた時にはふざけた態度が消えていた。
「冬季には何故か自制が利かなかった……と。場所に問題があるんじゃねぇかと始めは思ったんだが、そうじゃないらしいな。場が違っても変わりはないと、始める前に応えたよ」
私も似たようなものだと、思い当り、思考を冬季から切り替えた。
「さっきの事は俺が提案した事で、冬季は納得済みだった。傍に俺が居るって分っていながらも、お前を腕にした途端、それがふっ飛んだ。どれ程妙な事か分るか?」
私とて、鳥肌が立ってもおかしくないくらいだろう時に、全く嫌悪感を抱かず、抵抗もしなかった。どれ程妙な事か、己が一番疑問を抱いている。
「気持を置き去りにして体が引き寄せられてしまう」
「う……ん」
「覚えがあるだろう」
「喜右ヱ門の時も……か」
「神事の時も、だ」
ぎょっとした私に構わず、一郎は続けた。
「幾ら不敬は禁物ったって、なすがままだったのは、それだけじゃあ、ねぇだろう。神泊の血同士は惹かれ合うが、神泊りした人間には、只単に同じ血筋相手だという以上に抵抗出来ないんじゃねぇかな。しかも、だ。いつも以上に、体が敏感に反応する。そうじゃねぇか?」
よもや今更違うとは言えない。黙って俯いた。
「そうかも、な」
「だろ」
「だが、私が神泊の血を引いている者だとは未だ、決まっていない」
「いい加減にしろよ。冬季が言ってたじゃねぇか。月森の姓は、タブーを犯した時の受け皿だってよ」
「決め手ではない」
「ああ、そうだったな。もう一つあったな。決め手にかける事実が。桃花ちゃんにお前はそっくりだ。神泊の血は他の血を負かすって、エモンが言ったのを覚えてるか?受け継いでるんだよ。お前は、濃い血を。蛇神だって、泊まったんじゃねぇか?」
「そう決め付けるなっ。この場所に来た理由は、それかっ?」
「そうだ。お前には引き摺られて欲しくない」
「お前の思い通りになると思うな!」
「光希?」
「もし、惹かれあう性質があるとしても」
「おい」
「どうなろうと一郎には、一切、関係ないっ」
「関係なく、ないだろうが」
体ごと引っ張られる強さで、右手首が掴み上げられた。
ぐ、と拳に力を入れた時、掴まれた掌の中にある小さな金属を思い出した。
「必死になって探してたな」
後生大事にずっと握ったままだったのか!
驚きで力を緩めた掌が、温かい手で広げられた。
「何処に俺が帰ったと思ったんだ?」
笑っているのだろう。顔を近づけながら一郎はピアスを拾い上げた。
何処に、などと。
彼が帰ると言えば、今は宿泊所に決まっている。
それでも……。
「宿泊所ではない、村の外に、か?」
きっと彼には分らない。
どれ程彼に依存してしまっているか。存在が大きいか。
過去を忘れてしまっていたのは、そうしなければこの村に順応出来なかったのと、彼の存在がそれだけ大きかったからだ。そして、再び失う不安が私を悩ませる。
「可愛いな。光希は」
再び私の拳が閃いた。
「何処にでも帰れっ」
言い捨てて私は、平らな雪面の出口に向った。
「おいっ。待て!待てって!」
追ってくる気配が背後にあった。
「話はまだ終わってねぇっ」
振り返りもせず足を横にして斜面を滑った。
止まらずに進むと、暗い社務所が視界に見えてきた。
雪椿 3
2007-09-04
「一郎はっ?」
雪面を見回しながら私は、一郎と先程まで話していた冬季の元に駆け寄った。
「帰った」
「どうして?何処に?」
簡潔な冬季の応えに驚きつつ、胸の奥底から不安が迫り上がってきた。
宿泊所にか。それとも……。
踵を返して駆けだそうとしたところ、腕を掴まれて引き戻された。
「駄目、か?私では」
「何……?」
「私では一郎の代わりにならないかと、訊いている」
「冬……季?」
息苦しさを感じ、いつの間にか彼の腕の中に納まってしまっている事に気付いた。
こんな時に何を。
気持ちと裏腹に、伝わる冬季の体温に体の力が抜けてゆく。
ではあるが、一郎を早く追いたい焦りはあった。
「離……してくれ」
返事はなかった。
その代わり、顎を取られたかと思うと、目の前に冬季の顔だろう静かな光が降りてきた。
「……あっ」
口を塞がれた。
後方へと私を物凄い力でそれは引っ張り、後頭部が何か堅い物にぶつかった。
「ストーップ。ストップだ」
私の口を塞ぎ、もう片方の手で冬季の額を押し返しているのは、一郎だ。
「帰ったのではなかったのかっ?」
彼の手を外しながら、後ろを向いて叫ぶように言った。
椿の木の後ろに隠れてただけだと、一郎は笑って言った。
「帰ったと思ったから、ラブ・シーンを始めたのか?」
「なっ、違う!」
「違う様には見えなかったがなぁ?」
「違うっ。違うっ」
混乱する頭を私は振った。
訳が分らなかった。
「……もしかして私は」
「何だ?」
「男が……好きなのか?」
「ぶっ」
一郎が噴出した。
「笑い事ではないっ」
私は顔を熱くしながらも怒鳴り返した。
全く抵抗をしなかったのは事実。それだけでなく、冬季の行為に、一郎が止めなければ応えていただろう事は、想像出来た。その、容易く想像出来る己に恐怖する。冬季とそうなりたい願望がある訳ではないから。
「喜右ヱ門の時と同じだ」
「ふーん」
「私は抵抗しなかった」
「ふぅ〜ん?」
ぅわぁっ、という魂消た声が私の口から出た。
「お前っ、今っ?舌でっ」
耳の穴の中に残る熱と湿り気を追い出そうと、掌で無闇にこすった。
「ほら、違う」
「違わないだろうっ。何が違うっ。馬鹿か、お前はっ」
「男が好きって事は、誰でも好(い)いって事だろ。そうなら今、そんな反応しないだろ」
「お前が妙な事をするからだっ」
「冬季ならいいってのか?」
ぐっ、と口を噤(つぐ)んだ。
雪面を見回しながら私は、一郎と先程まで話していた冬季の元に駆け寄った。
「帰った」
「どうして?何処に?」
簡潔な冬季の応えに驚きつつ、胸の奥底から不安が迫り上がってきた。
宿泊所にか。それとも……。
踵を返して駆けだそうとしたところ、腕を掴まれて引き戻された。
「駄目、か?私では」
「何……?」
「私では一郎の代わりにならないかと、訊いている」
「冬……季?」
息苦しさを感じ、いつの間にか彼の腕の中に納まってしまっている事に気付いた。
こんな時に何を。
気持ちと裏腹に、伝わる冬季の体温に体の力が抜けてゆく。
ではあるが、一郎を早く追いたい焦りはあった。
「離……してくれ」
返事はなかった。
その代わり、顎を取られたかと思うと、目の前に冬季の顔だろう静かな光が降りてきた。
「……あっ」
口を塞がれた。
後方へと私を物凄い力でそれは引っ張り、後頭部が何か堅い物にぶつかった。
「ストーップ。ストップだ」
私の口を塞ぎ、もう片方の手で冬季の額を押し返しているのは、一郎だ。
「帰ったのではなかったのかっ?」
彼の手を外しながら、後ろを向いて叫ぶように言った。
椿の木の後ろに隠れてただけだと、一郎は笑って言った。
「帰ったと思ったから、ラブ・シーンを始めたのか?」
「なっ、違う!」
「違う様には見えなかったがなぁ?」
「違うっ。違うっ」
混乱する頭を私は振った。
訳が分らなかった。
「……もしかして私は」
「何だ?」
「男が……好きなのか?」
「ぶっ」
一郎が噴出した。
「笑い事ではないっ」
私は顔を熱くしながらも怒鳴り返した。
全く抵抗をしなかったのは事実。それだけでなく、冬季の行為に、一郎が止めなければ応えていただろう事は、想像出来た。その、容易く想像出来る己に恐怖する。冬季とそうなりたい願望がある訳ではないから。
「喜右ヱ門の時と同じだ」
「ふーん」
「私は抵抗しなかった」
「ふぅ〜ん?」
ぅわぁっ、という魂消た声が私の口から出た。
「お前っ、今っ?舌でっ」
耳の穴の中に残る熱と湿り気を追い出そうと、掌で無闇にこすった。
「ほら、違う」
「違わないだろうっ。何が違うっ。馬鹿か、お前はっ」
「男が好きって事は、誰でも好(い)いって事だろ。そうなら今、そんな反応しないだろ」
「お前が妙な事をするからだっ」
「冬季ならいいってのか?」
ぐっ、と口を噤(つぐ)んだ。
逢瀬山 2
2007-08-26
「本当に……雪が低いな。ここは」
一郎が足を止めた入り口付近で言った。
山の中にぽっかりと現れた平面。冬の初め程しかなかった。
私と冬季も中程へは進まずに足を止めた。
……未だ、誰かを待っているのか……。
少ない積雪は、待ち人の為に敢えて整えられた場所のように思え、誰かを待っているように感じられた。
誰を、とは分らない。
只、まったく変わらない風景に、私の中の時間が戻ってゆく。
待ち人は来ないだろう。
……哀しい……。
この場所は知っている。待ち人は遠くへ去ってしまい、戻らない事を。
それでも尚、待ち続けている。
幼かった頃は、哀しいという感情が分らなく、変、だと思った。
自分の身に起こった事と空虚な場の雰囲気に飲まれた事で、雪と共に凍って融けなくとも構わないと思い、自虐的な精神状態になった。
再び同じ場所に立ち、取り乱さずにいられるのは、識峰と親しくなり、一郎とも再び会えた事が救いとなっているからに違いない。
私の待ち人は、戻ってきた。
二人も。
それでも。
未だに哀しさを覚えるとは……。
足を進め、平面の端にある椿の前に立った。
高さはなく、胸辺りしかない。妙なこの場所の雰囲気に似合うよう、そうしてあるのか、断ち切られたかのように、雪が平らに積もっている。雪の一部を払い除けると、色が現れた。
赤い、赤い花。
……待ち人を待ち続けている……。
この花は、この場所の不思議の訳の全てを、知っているのだろうか。
鮮やかな赤い色。
……出会いが、悪かった。
時を止めたかのような、椿の姿。
……粗相をしたのだろうか、私は……。
花に手を添え、花弁をなぞる。
冷たい……。
切られたように肩の痕が痛んだ。
神事でしか繋がりがないのか……。
未だ哀しさを覚えるのは、識峰と疎遠な関係になってしまっているからだろう。
山頂の方へ顔を向けた。
この山を越えると、更に高い山へと通ずる。
馬鹿だな。私は。
積雪が低いのは、只単に雪が溜まりにくい地形なのかもしれない。
追憶を止めた。
平面の中央に向き直ると、一郎と冬季が何事かを話し合っていた。
何だろう?
二人の話は終わったようで、互いに頷き合った。
耳が冷えたのだろうか。一郎が左耳に手を添えた。
金属だから、さぞ冷えるだろう。
と、見守っていると、一郎の掌が閃いた。
あっ?っ。
雪の上にピアスが落ちた。
「一郎っ?」
「悪ぃ。探してくれ。光希。こう暗くちゃ、見えない」
ならば放るなっ。
言いたい事を言うよりも先に探し始めた。
白い雪の中にある、たった一つの異物の光。普通ならば小さなピアスなど見付けられるものではないのだろうが、不可視の光を見る目で探せば、すぐに見付け出せる。
たかがピアス。されど。
一郎の温もりから離れたピアスは、雪の上で冷え切っていた。掌に収めると、私の体温が極々奪われたが、小さな金属の存在に、ほっ、と息が出た。
これは、幼い頃の約束の印、だ。
もしや一郎は、これを放ったように、放棄する気なのだろうか。話を聞き、私などどうでも良くなったのか?
「一郎っ」
振り返ると、一郎の姿はなかった。
一郎が足を止めた入り口付近で言った。
山の中にぽっかりと現れた平面。冬の初め程しかなかった。
私と冬季も中程へは進まずに足を止めた。
……未だ、誰かを待っているのか……。
少ない積雪は、待ち人の為に敢えて整えられた場所のように思え、誰かを待っているように感じられた。
誰を、とは分らない。
只、まったく変わらない風景に、私の中の時間が戻ってゆく。
待ち人は来ないだろう。
……哀しい……。
この場所は知っている。待ち人は遠くへ去ってしまい、戻らない事を。
それでも尚、待ち続けている。
幼かった頃は、哀しいという感情が分らなく、変、だと思った。
自分の身に起こった事と空虚な場の雰囲気に飲まれた事で、雪と共に凍って融けなくとも構わないと思い、自虐的な精神状態になった。
再び同じ場所に立ち、取り乱さずにいられるのは、識峰と親しくなり、一郎とも再び会えた事が救いとなっているからに違いない。
私の待ち人は、戻ってきた。
二人も。
それでも。
未だに哀しさを覚えるとは……。
足を進め、平面の端にある椿の前に立った。
高さはなく、胸辺りしかない。妙なこの場所の雰囲気に似合うよう、そうしてあるのか、断ち切られたかのように、雪が平らに積もっている。雪の一部を払い除けると、色が現れた。
赤い、赤い花。
……待ち人を待ち続けている……。
この花は、この場所の不思議の訳の全てを、知っているのだろうか。
鮮やかな赤い色。
……出会いが、悪かった。
時を止めたかのような、椿の姿。
……粗相をしたのだろうか、私は……。
花に手を添え、花弁をなぞる。
冷たい……。
切られたように肩の痕が痛んだ。
神事でしか繋がりがないのか……。
未だ哀しさを覚えるのは、識峰と疎遠な関係になってしまっているからだろう。
山頂の方へ顔を向けた。
この山を越えると、更に高い山へと通ずる。
馬鹿だな。私は。
積雪が低いのは、只単に雪が溜まりにくい地形なのかもしれない。
追憶を止めた。
平面の中央に向き直ると、一郎と冬季が何事かを話し合っていた。
何だろう?
二人の話は終わったようで、互いに頷き合った。
耳が冷えたのだろうか。一郎が左耳に手を添えた。
金属だから、さぞ冷えるだろう。
と、見守っていると、一郎の掌が閃いた。
あっ?っ。
雪の上にピアスが落ちた。
「一郎っ?」
「悪ぃ。探してくれ。光希。こう暗くちゃ、見えない」
ならば放るなっ。
言いたい事を言うよりも先に探し始めた。
白い雪の中にある、たった一つの異物の光。普通ならば小さなピアスなど見付けられるものではないのだろうが、不可視の光を見る目で探せば、すぐに見付け出せる。
たかがピアス。されど。
一郎の温もりから離れたピアスは、雪の上で冷え切っていた。掌に収めると、私の体温が極々奪われたが、小さな金属の存在に、ほっ、と息が出た。
これは、幼い頃の約束の印、だ。
もしや一郎は、これを放ったように、放棄する気なのだろうか。話を聞き、私などどうでも良くなったのか?
「一郎っ」
振り返ると、一郎の姿はなかった。
逢瀬山 1
2007-08-22
外の雪は止んでいた。
天蓋の杉の枝に降り積もった雪が、音も無くさらさらとこぼれ落ちてくるのが顔にかかるだけで、暗闇が広がっている。
家(や)を出た私達は、坂の雪面を上った。
恐らく私だけが見えているのだろうが、一つの足跡を辿りながら。
社務所へと帰った喜右ヱ門は、床に入ったのだろう。起きている者は居ないようで、明かりのすべてが消えていた。
そこからは足跡のない雪面を進んだ。
冬季の案内で、神社の背後にある小高い山へと、向かう。次に一郎が続き、最後尾には私。
社務所と拝殿とを繋ぐ渡り廊下の下を潜ると、こぢんまりとした建物が、暗い空間になお黒々と現れる。
居ないのだろうか……。
神泊処の戸は閉められ、光の一筋もない。
神事期間が始まっているのだから、識峰が中で待機している筈であるが、無音の静けさだった。
冷えるな……。今夜は。
手に息を吐きかけた。
雪でズボンがすでに真っ白だ。
堅雪に積もったものが、夜の冷気に因って粉上に保たれていて、一足ごとに張り付いた。
禁忌の山へと登る緊張もさることながら、神事を初めて受けた場所に再び向かう事に、気が重くなってくる。
行きたくない。あれから只の一度も足を向けた事はない。
若干遅れ気味だった私を、冬季と一郎は山へと登る取掛かり口で待っていて、私が先頭に変わった。
あの夜と違い、今夜は闇夜であるから、足元の注意と、方角を間違わない為に待っていたのだろう。
春へと向かい始めた山の木々の根元には、根回り穴が開いている。
二人には、辺りが闇ばかりに見えているのだろうが、迷わずに後を付いてきていた。私の雪を割る音や気配から方向の見当が付くようである。それだけ勘が鋭いのだろう。特に足で雪の凹みを探る様子もなかった。
「大丈夫だ。光希」
冬季が隣に並び、声を掛けてきた。
「神事があって登っているのではない」
私は無言で頷いた。
承知している。
理性で分っていても、あの惨劇のあった場所へ向かう気分の落ち込みは止めようがない、
「一郎も居る」
「そうだが」
続く言葉を飲み込む。
「あいつが一番危ないかも、だが」
苦笑気味に冬季は続け、私も苦笑した。
昔と比べ、冬季の一郎に対する態度は、随分と変わったものだ。
相変わらず口数が少ないが、かえって言葉一つ態度一つの変化がよく分り、一郎を信頼しているのがよく分かる。
宿泊所で彼の話を聞いたと言ったが、良くも悪くも、恐らく開けっ広げな内容だったのであろう。裏表のない彼の性格に触れ、頑なな態度が徐々に崩れ始めているのかもしれない。
「冬季」
「何だ」
彼の水面のような光が、心なしか人懐こい和らいだものに変わった。
いつもと変わりない素っ気無い返事だった。私だけに見えているのだろう変化が、少しだけ嬉しい。
「宿泊所はどう?……楽しい?」
一郎が来た朝に行ったきりで、約一月の間、どのような様子なのかまるで知らなかった。
「賑やかだな。十五、六人程度が泊まっている。神事の始まったばかりの時期にしては、多いそうだが、今年は春が早いからな。見越して早目に来たらしい」
「……そう……」
大勢の人と話している冬季など想像しもしなかったが、気さくな面が意外とあるのかもしれない。
冬季の話し振りからそう思え、胸の中がざわついた。
嫉妬。なのかもしれない。
そのような感情が己にあるのかと、自分で驚いた。
「何を訊きたかった?」
「え?」
「家の中での話の前に、皆の意見を聞きたいから話す、と言っていたが」
「そう、だったね。皆に訊き、確かめたかった事があった」
すっかり失念していた。
「確かめたい事とは。何について」
私はすぐには応えずに、後ろを振り向いた。
一郎は少し遅れて登っていた。ああ見えても不案内だからだろうか。夜の雪山が珍しいのだろうか。辺りを見回しながらついてくる。
「冬季。蛇神が泊まった神事の時も、季節が早かった。季節のズレがもしや、神霊に何等かの影響を及ぼしているのでは、と思って……。どう思う?」
「確かに。あの年は春が早かった」
「偶然。かもしれないが……。季の乱れがそれ程でもない年は、神霊も大人しいように感じるのだ。実際、そんな年は特別に変わった事は起こらずに済んでいる」
「ふ……む……」
「喜右ヱ門は、過去の神事の記録を見られる。統計的な意見が聞けると思ったのだが……」
「今年も、……早い」
「どうなのだろう?と言っても、神霊の行動など、計れるものではないが。」
「本当に、居るのだろうか。神霊などというものが」
「分からない」
「だが、光希は、見える」
「何等かの力、と言うのは存在する、と思う。だが、例えば、蛇神……。あれは、私が、そう、見たのだ。要は、どう感じ取るか、ではないかな」
「喜右ヱ門も見ていた」
「何故かは分からないし、断定は出来ないが、その力にも特性や方向性があるのだろうと思う。たまたま私達は、同じように感じ取ったのではないかな。それが何であるか、良いものであるかどうかは、個人の感受性によって違うだろうし、感じる程度にも、差があると思う。そもそも、何等かの力と言った事すら、断定しかねるものだろう」
「そう……、言うものなのか?」
「嫌だな」
納得しかねるといった冬季の応えに、私は苦笑して言った。
「私は霊能力者などではないし、ましてや、神に愛された者でも、選ばれた者でも、何者でもない、よ。訊かれても、確たる答えは、もっていない、よ」
「そうか。変な事を訊いて済まん」
「否。興味をもって訊いてくれて嬉しいよ」
冬季のあの夜とは違う態度が嬉しく、私は微笑んだ。
「光希は神に愛されていると思っていた」
「え。まさか。見当違いだ」
「あっさりと否定されるとは思っていなかったな。少しぐらい自覚はあるものだと」
「私はその範疇に入っては、いない……。暗い気持ちを抱えている者は」
やがて、平面に出た。
天蓋の杉の枝に降り積もった雪が、音も無くさらさらとこぼれ落ちてくるのが顔にかかるだけで、暗闇が広がっている。
家(や)を出た私達は、坂の雪面を上った。
恐らく私だけが見えているのだろうが、一つの足跡を辿りながら。
社務所へと帰った喜右ヱ門は、床に入ったのだろう。起きている者は居ないようで、明かりのすべてが消えていた。
そこからは足跡のない雪面を進んだ。
冬季の案内で、神社の背後にある小高い山へと、向かう。次に一郎が続き、最後尾には私。
社務所と拝殿とを繋ぐ渡り廊下の下を潜ると、こぢんまりとした建物が、暗い空間になお黒々と現れる。
居ないのだろうか……。
神泊処の戸は閉められ、光の一筋もない。
神事期間が始まっているのだから、識峰が中で待機している筈であるが、無音の静けさだった。
冷えるな……。今夜は。
手に息を吐きかけた。
雪でズボンがすでに真っ白だ。
堅雪に積もったものが、夜の冷気に因って粉上に保たれていて、一足ごとに張り付いた。
禁忌の山へと登る緊張もさることながら、神事を初めて受けた場所に再び向かう事に、気が重くなってくる。
行きたくない。あれから只の一度も足を向けた事はない。
若干遅れ気味だった私を、冬季と一郎は山へと登る取掛かり口で待っていて、私が先頭に変わった。
あの夜と違い、今夜は闇夜であるから、足元の注意と、方角を間違わない為に待っていたのだろう。
春へと向かい始めた山の木々の根元には、根回り穴が開いている。
二人には、辺りが闇ばかりに見えているのだろうが、迷わずに後を付いてきていた。私の雪を割る音や気配から方向の見当が付くようである。それだけ勘が鋭いのだろう。特に足で雪の凹みを探る様子もなかった。
「大丈夫だ。光希」
冬季が隣に並び、声を掛けてきた。
「神事があって登っているのではない」
私は無言で頷いた。
承知している。
理性で分っていても、あの惨劇のあった場所へ向かう気分の落ち込みは止めようがない、
「一郎も居る」
「そうだが」
続く言葉を飲み込む。
「あいつが一番危ないかも、だが」
苦笑気味に冬季は続け、私も苦笑した。
昔と比べ、冬季の一郎に対する態度は、随分と変わったものだ。
相変わらず口数が少ないが、かえって言葉一つ態度一つの変化がよく分り、一郎を信頼しているのがよく分かる。
宿泊所で彼の話を聞いたと言ったが、良くも悪くも、恐らく開けっ広げな内容だったのであろう。裏表のない彼の性格に触れ、頑なな態度が徐々に崩れ始めているのかもしれない。
「冬季」
「何だ」
彼の水面のような光が、心なしか人懐こい和らいだものに変わった。
いつもと変わりない素っ気無い返事だった。私だけに見えているのだろう変化が、少しだけ嬉しい。
「宿泊所はどう?……楽しい?」
一郎が来た朝に行ったきりで、約一月の間、どのような様子なのかまるで知らなかった。
「賑やかだな。十五、六人程度が泊まっている。神事の始まったばかりの時期にしては、多いそうだが、今年は春が早いからな。見越して早目に来たらしい」
「……そう……」
大勢の人と話している冬季など想像しもしなかったが、気さくな面が意外とあるのかもしれない。
冬季の話し振りからそう思え、胸の中がざわついた。
嫉妬。なのかもしれない。
そのような感情が己にあるのかと、自分で驚いた。
「何を訊きたかった?」
「え?」
「家の中での話の前に、皆の意見を聞きたいから話す、と言っていたが」
「そう、だったね。皆に訊き、確かめたかった事があった」
すっかり失念していた。
「確かめたい事とは。何について」
私はすぐには応えずに、後ろを振り向いた。
一郎は少し遅れて登っていた。ああ見えても不案内だからだろうか。夜の雪山が珍しいのだろうか。辺りを見回しながらついてくる。
「冬季。蛇神が泊まった神事の時も、季節が早かった。季節のズレがもしや、神霊に何等かの影響を及ぼしているのでは、と思って……。どう思う?」
「確かに。あの年は春が早かった」
「偶然。かもしれないが……。季の乱れがそれ程でもない年は、神霊も大人しいように感じるのだ。実際、そんな年は特別に変わった事は起こらずに済んでいる」
「ふ……む……」
「喜右ヱ門は、過去の神事の記録を見られる。統計的な意見が聞けると思ったのだが……」
「今年も、……早い」
「どうなのだろう?と言っても、神霊の行動など、計れるものではないが。」
「本当に、居るのだろうか。神霊などというものが」
「分からない」
「だが、光希は、見える」
「何等かの力、と言うのは存在する、と思う。だが、例えば、蛇神……。あれは、私が、そう、見たのだ。要は、どう感じ取るか、ではないかな」
「喜右ヱ門も見ていた」
「何故かは分からないし、断定は出来ないが、その力にも特性や方向性があるのだろうと思う。たまたま私達は、同じように感じ取ったのではないかな。それが何であるか、良いものであるかどうかは、個人の感受性によって違うだろうし、感じる程度にも、差があると思う。そもそも、何等かの力と言った事すら、断定しかねるものだろう」
「そう……、言うものなのか?」
「嫌だな」
納得しかねるといった冬季の応えに、私は苦笑して言った。
「私は霊能力者などではないし、ましてや、神に愛された者でも、選ばれた者でも、何者でもない、よ。訊かれても、確たる答えは、もっていない、よ」
「そうか。変な事を訊いて済まん」
「否。興味をもって訊いてくれて嬉しいよ」
冬季のあの夜とは違う態度が嬉しく、私は微笑んだ。
「光希は神に愛されていると思っていた」
「え。まさか。見当違いだ」
「あっさりと否定されるとは思っていなかったな。少しぐらい自覚はあるものだと」
「私はその範疇に入っては、いない……。暗い気持ちを抱えている者は」
やがて、平面に出た。
8/22再開します
2007-08-20
余所様のブログ徘徊もままならない状態が続いております。
心待ちにしていただいている方を励みに、
このまま休載か?に、ならないよう、ゆっくりペースですが、掲載してゆきます。
「蛇神−光希編 9」一部変更しました。
↑どこが変わったのか、分らない程度かと(^^;
タイマー更新で、コメの返事等、
場合によっては返せないか、簡単なものになりますこと、ご了承下さい。
ここを訪れた皆様の良いweb生活を願いつつ、
秋がきて冬を越し、花が咲く春を迎える前には完結しようと、頑張りますv
2007/8/20 管理人:c.p
心待ちにしていただいている方を励みに、
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「蛇神−光希編 9」一部変更しました。
↑どこが変わったのか、分らない程度かと(^^;
タイマー更新で、コメの返事等、
場合によっては返せないか、簡単なものになりますこと、ご了承下さい。
ここを訪れた皆様の良いweb生活を願いつつ、
秋がきて冬を越し、花が咲く春を迎える前には完結しようと、頑張りますv
2007/8/20 管理人:c.p
しばらく……
2007-07-08
訪問も更新もさぼりっている管理人、c.pですm(_ _ )m
7・8月、私事の都合で頑張ろうと思っていましたが、
私事以外の予定の変更がありまして、
心身ともに無理な按配になりました。
「謎解き早まる」と喜んでくださった方、ごめんなさいですm(_ _ )m
あ、体は健康です。
が、平日はクタクタ、
休日は休んでるか、用事に出かけているかで、
そういった按配で、余裕がないといったところなのです;>_<)。
●当ブログの今後の運営予定●
勝手ながら、もう暫く余裕が出来るかどうか、
様子を見たいのがところで、
ぶっちゃけ、もうすでに8月の夏休みにかけている心境です(^^;
これ以上何もなければ、
秋から冬に活動できるかな、と。
それでも、今まで以上ののんびり進行になるかと思います。
●お世話になっているブログ様へ●
ひょっこり現れてコメ残した時は、
どうか驚かず、今までと変わらないお付き合いを、
どうかよろしくお願いいたします((*_ _
更新再開した時は、お知らせに参ります。
内容を忘れてしまいそうな長編「神が泊まる村」
完結予定だけは変わりません。
一番大事な時間を頂きまして、暫く休載とさせていただきます。
2007年7月8日 管理人:c.p
7・8月、私事の都合で頑張ろうと思っていましたが、
私事以外の予定の変更がありまして、
心身ともに無理な按配になりました。
「謎解き早まる」と喜んでくださった方、ごめんなさいですm(_ _ )m
あ、体は健康です。
が、平日はクタクタ、
休日は休んでるか、用事に出かけているかで、
そういった按配で、余裕がないといったところなのです;>_<)。
●当ブログの今後の運営予定●
勝手ながら、もう暫く余裕が出来るかどうか、
様子を見たいのがところで、
ぶっちゃけ、もうすでに8月の夏休みにかけている心境です(^^;
これ以上何もなければ、
秋から冬に活動できるかな、と。
それでも、今まで以上ののんびり進行になるかと思います。
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ひょっこり現れてコメ残した時は、
どうか驚かず、今までと変わらないお付き合いを、
どうかよろしくお願いいたします((*_ _
更新再開した時は、お知らせに参ります。
内容を忘れてしまいそうな長編「神が泊まる村」
完結予定だけは変わりません。
一番大事な時間を頂きまして、暫く休載とさせていただきます。
2007年7月8日 管理人:c.p
