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タダ読みたくて

自作小説「神泊村」を連載しているブログです

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ひとりごと~きっかけ1

この作品を作ったきっかけは、私自身の幼児体験からでした。
まぁ、小説を書く方は、御自身の体験の何らかをきっかけとして書かれている方が多いと思いますし、珍しい事ではないと思います。
あ。ちなみに、主人公の様な体験じゃあ、ありません。(さすがにあったらマズイってか、ないですよ)

長いので、追記部分に載せてあります。
私の母の実家は関東の農家で、毎年7月の後半、周辺の農家参加での行事が行われています。
獅子舞、と呼ばれるものです。
派手な衣装などを想像されると思いますが、酷く地味で怖いです。
カラスの羽を縫い付けて作った、腰下まで伸びる被り物。
何だかわからないお面(すみません。トラウマで正面から見た事がないです)
古びた、緑のふろしきが役者の上半身を隠している。
下履きは着古して色あせた地味な袴。土埃に汚れた裸足。
笛のお囃子と共に、そうした装いの者が3~4人連れだって家々を踊り回り、雨乞いをする。
(何故雨乞いで家々を回るのか、邪を祓う意味合いもあるのだろうと思うのですが、皆口をそろえて雨乞いだと断言する。意味不明)

母の実家の獅子舞とは違うのですが、周辺の他の神社も同じ行事を行っていて、
それは下履きがカラフルな少しハデな獅子舞なのですが、遊びに来ていてたまたま居合わせた、それまでそれを見た事がない、感受性の強い友人に、家の中から見せたら、「神様を引き摺っている」(何故断定)と一回見ただけで引っ込んでしまったという事があったほど。
それほど、第一印象は怖い、です。

あ。当時の事を思い出しながら書いているので、分りにくいかと思いますが><;

初めて出会ったのは、何歳の時か忘れましたが、多分、幼稚園年少くらいかその前か、とにかく感受性が最も強い時期でした。
私の母の実家、おばあちゃんの家は、昭和初期に建てられた木造建築で、家も庭も広くて走りまわれて好きでした。で、遊びに行くよ、と連れられて行ったら、お祭りの日だったのですね。(遭遇するまで知らんかったサ。一言言ってくれていれば……)
おじさん達、おばさん達、おばあちゃん、大人達は普段、家の中でまったり過ごしていて、子供の私はそういう生き物だと思っていた節がありましたね。
その日は、外やら内やら動き回って落ち着かないといいますか、はしゃいでいるといいますが、浮足立っているといいますか、とにかくいつもと違う雰囲気でした。それを肌で感じながらも外で遊んでたり、やっぱり落ち着かなくてお店(田舎にある何でも売ってる小さな店をやっていました)に行ったりしていました。
当時はおじいちゃんもお店に居る事が多くて、店の奥でいつものように「まったり過ごす」おじいちゃんを観察(?よく見てた記憶がありますね)していたら、母が呼びに来て連れ戻されました。

いつもはドックランの如く帰る時まで放置されていたので、もう帰るのか、まだ明るいのに、と思っていたら、家の前の広い庭に、おばあちゃん達が全員出ていました。母と一緒にその中に入りました。
その内、見た事無い人が、きたよ、と知らせてきて、過ぎて行きました。後で思うと、家々に先触れしていた近所の若い人なのですね。
何がきたのか、何でじっとしてなきゃいけないのか、何も来ないし、痺れをきらした頃に、遠くから笛の音が聞こえてきました。
お祭りだ。ウキウキと見に行こうとしても、皆動かない。手をつながれているから、動けない。
じりじりしている内に、笛の音が道を近づいてくる。
待つってのは、イヤですね。
私にはお囃子は呼んでるように聞こえるのに、待つってのは、どうも。
何で待つのか。
じりじりしている内に、夏祭りのお囃子とは、聴こえてくる音が違う事に気付いて、不安になってきた。
待たせるものじゃないデスヨ。恨。(笑)
お祭りだろうに、何なのか分らない。
笛の音がすぐ近くに聴こえて、そこに何かきてると思った時、庭に3人の獅子舞が踊り込んできた。
記憶に残っている内で、その時が初めて見た時だと思うのですが。
何アレ?と、初めは怖がりながらも踊りを見ていました。
その内に、獅子舞の内の一人が、カラスの羽とふろしきで作った被り物の中に私を入れた。
打合せも何もなく、行事の一環として当然の振る舞いだったのですが。
途端、私はそれまでにない悲鳴を上げて逃げようとした。吃驚したのだろうが、母が押さえつけて、数秒被せられた。
暴れ続けて外に出たけれど、獅子舞が3人から4人に増えていて、次々と被り物をかぶせようとする。(おもしろがってたとしか思えませんよ。泣)
後で訳を訊いたら、子供に被せると頭が良くなる、のだそうだ。(逃げたから恩恵を受けなかったのか……汗)
大人には被せないけど、体の中の悪い物が抜ける、のだそうだ。(雨乞いと断言して引かないのは、多分、邪を祓うというと大仰になってしまうので、そこら辺は大社に任せようって気持ちがあるのでしょうね)
とにかく、メチャクチャに暴れましたね。母の手を逃れて、家の中に迄逃げたけど、獅子舞さんは追いかけてきて、被り物の中に入れようとする。(なまはげじゃあるまいし;おもしろがっていたとしか(/□≦、てか、土足だったし……)
ホラーパニックの女性キャラのように悲鳴を上げて逃げまくりましたヨ(笑)
何か分らず逃げ回っている内に、去ってゆきました。(踊り終えて次の家に行ったのですね)
その、
何なのか分らない、という事が、恐怖になったのです。

被り物の中で見えた、人の顔。
テーマパークにいる被り物の中には人が居る、とは、小さい子には教えない方がいいデス。
何なのか分らないものは、分らないまま、外見と存在だけ楽しめればイイですよ。本当。

夏の熱い時に暑苦しい被り物をして、大汗かきながらも祭りの雰囲気と踊りに興奮している人の笑顔は、とにかく子供の私には訳が分らなく恐怖でした。土足で上がり込んで追ってきたのも恐怖になっていたのだと思います。
今思い出すと、獅子舞の中は若い人でしたので、おいしかったのかな、と思いますが(オイ

友人が見た獅子舞は、移動中の時で、普通に歩いていたので、衣装の奇妙さから、ああ言ったのでしょうねぇ。
踊りだすと、ダイナミックに激しく踊り回って、死んだよう、とはまるで逆です。(のハズです)
母の実家の獅子舞は、移動中も跳ね回りながらだったので、大変だったでしょうねぇ。
次の年も同じ様に、知らされずに遊びに行き、被せられそうになって逃げ回りました。
その次の年には、笛の音が聞こえて来た途端、逃げて姿をくらましました。学習能力です(苦笑)
それからは、被せられる年齢も過ぎv、行く?と言われても参加していません。
行事の意味を知っている今でも、その時の恐怖が蘇ってきて、まともに見れないというか、近寄れないし、友人が見た獅子舞の保存会がHPを作って画像も載せてますが、追われた時の恐怖から動き出してくるように見えてしまって、長く見れません。動画なんてもってのほかデス(苦笑)

ともかく、何なのか理解出来ない、それが恐怖でした。
そして、自分には理解出来ない事なのに、両親や親戚達には当たり前になっている。それも怖かったです。

普段の殻を捨てて振る舞う(える)、人。
それを受け入れて当然な(楽しんでいる)、人達。
小さな子供には意味や意義など理解できるはずがなく、ただ受けた衝撃と恐怖が抜けませんでした。

普段とは違う事、
それを当たり前に生活の行事としている事。
それは何だろう、と考えるきっかけになった訳です。

一つの信仰の形ですね。
大社から派生した神社でしたので、厚い信仰があった訳ではないです。逆に、厚い信仰でもないのに、普通に信仰している。それも不思議だった。
生活文化、と言えばそれまでですが、ね。

それについては、本編で光希に「信仰とは生活の一部となって続けられてゆくもの」だと説明させている部分があります。

しかし、それだけでは終わらない私。
獅子舞=行事。参加しなかった事が影響してか、
大勢で決められた行事に参加する、と言う事が、どうも苦手。
初めての行事や、自分達で意味から見つけてやる行事なら、がんばろうとか思うけど。
運動会、文化祭等々。何故参加しなきゃいけないの?意味は?と、初めから躓いた訳です。
まるで当然のように大勢が揃って一つの行事をやる事に何の疑問も持たないのか、分らなかった。
今思えば、親の為や教職の為の行事ですし、そういう行事でもなければ、学校生活が単調過ぎて飽きるから参加するぐらい黙って参加してろって思いますが(笑)

決められた事に大勢が何の疑問を持たずに参加する。
しかしその大勢には、それぞれ気持ちがある訳です。
良い意味、悪い意味、それぞれ。
集団心理の妙にまで考えが及んだのですが。


本編の予約が新章「ナゾナゾ」から始まった次へのステップが済んだ記事まで終わったので、作者的に一段落し、ここいらで頭の整理もかねて作品全体を振り返ってみようかなと。
ひとりごとは続くのでした。


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